次に近似値を考えてみましょう。
出来るだけ簡単にしたのに平方根のついている数(例えば
)は,
循環しない無限小数になってしまいます。
そのため,小数を利用して正確に数値を表すことはできません。
そこで,必要とされる範囲で,概数(小数第何位かを四捨五入した値)として
考えていく方法です。今までも円周率のπで使っています。本来,
π=3.14159265358979323846264338327950288…
という無理数です。しかし小学校では,
π=3.14
としていました。小数第3位以下の数は誤差として認められると考えて切捨てていたのです。
平方根では,
などと,問題ごとに平方根のついた数の概数を与えて,
近似値を求めることをします。
数学Tの目次へ
数学の目次へ |